山田太一さんの心を動かしたノンフィクション

公開直前(12/28)の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』 が話題です。原作者は、ノンフィクションライターの渡辺一史さん。原作タイトルは、『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』で、2003年に、第35回大宅壮一ノンフィクション賞、第25回講談社ノンフィクション賞をW受賞しています。

映画の予告編を見た時に、まず山田太一さんの『男たちの旅路』シリーズ最終話『車輪の一歩』を思い出した。

『男たちの旅路』は、各3話で第4部まで制作されたNHK放送のドラマです。(1976年~1979年)鶴田浩二演じる戦争を実際に体験した特攻隊の整備員あがりのガードマン吉岡司令補が「いいか、君たちは弱いんだ。それをわすれるな」と新人のガードマン達(水谷豊、森田健作他多数)を諭す台詞が第1部1話にあり、その台詞が全編に通して流れる作品です。シリーズ最終話となる第4部3話『車輪の一歩』では、「迷惑をかけることを恐れるな」と社会的弱者である車いすの青年(斎藤洋介)に提言するシーンを思いだした次第です。
◀『男たちの旅路(第4部)』

映画の話に戻りますが、「タイトル聞いたことあるな?」と思っていましたが、調べてみたら、山田太一さんのエッセイをまとめた『夕暮れの時間に』(河出文庫)に、『こんな夜更けに~』の文庫版解説文がそのまま掲載されていました。本は読んでいないが、解説を読んでいたことになります。そのエッセイでの解説のタイトルは「これはよくある本ではない」でした。解説のおすすめも有り、早速『こんな夜更けに~』の文庫本を購入。帯には山田太一さんのお言葉もあり、今年中に文庫版を読み、来年早々、映画版を見に行きたいと計画中です。

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