山田太一さんがくれたドラマ

TBSチャンネル『テレビがくれた夢』山田太一編1、2(各30分)を観ました。2013年に制作されたもので、30分番組2本です。元TBSアナウンサー木村郁美さん(2018年より秘書室異動)が聞き手になり、インタビュー形式の番組です。

脚本家のスタート

早稲田大学卒業後、松竹に入社。木下惠介監督に師事し、助監督を務めながら、脚本の仕事をスタート。木下監督が松竹から独立しプロダクションを設立したのをきっかけに、同じく松竹を退社しフリーとなる。TBS「木下恵介劇場」「木下恵介アワー」の多くの脚本を担当し、名前が知られるようになりました。

想い出のドラマ

1977年『岸辺のアルバム』は、当時のホームドラマの主流であった家族愛、夫婦愛を根底としたはハッピーエンドの人情ものから、表面には見えないが人間誰しも秘密があり、何らかの劣等感を抱えながら生きていることを書きたかった。とのことで山田太一さん曰く、「ドラキュラドラマ」とおっしゃっていました。(外見は普通だがよく見ると首筋にドラキュラの歯形がある)

1981年『想い出づくり。』は、まず主人公が存在して周りに脇役がいる主役のみに光が当たるドラマの構図を変えたかったので、各々の個人が主人公の群像劇を書きたかった。とのことで、結婚前に何か想い出を作りたい24歳女性、古手川祐子、森昌子、田中裕子の皆が主役のストーリー。

山田太一ファンのきっかけとなった1983年『ふぞろいの林檎たち』は群像劇の代表作みたいなものです。時任三郎、中井貴一、柳沢慎吾、手塚理美、石原真理子、中島唱子、国広富之、高橋ひとみ、佐々木すみ江、小林薫、根岸季衣など、確かに全員が主役です。誰一人欠けてもドラマは成立しません。

まだまだ見たい

インタビューの最後に出てきた2007年『遠い国から来た男』は是非見たい作品です。杉浦直樹の遺作であることと仲代達也、栗原小巻との関係が、大好きな作品である1983年『早春スケッチブック』の河原崎長一郎、山崎努、岩下志麻の関係に似ていると思ったからです。ビデオ化は去れていない様ですが探してみたいと思います。TBSチャンネルさん、是非お願い致します。

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